Den Haag(1776-1790)(decorater)

circa 1777

Dessertbord                                           Zachte Pasta(Tournai)
デザートボード        軟質磁器(トゥルネ窯)
Diameter : 23.0cm                    Hoogte : 2.0cm
直径          高さ
Mark:  Opglazuur Ooievaar met Paling
窯印:釉上に、鰻を喰わえるコウノトリ























































































































バスケットウィーヴの透かしの中央に、鳥の装飾。その回りの窓絵にブーケが描かれている。
このお皿は、1777年頃にデン・ハーハで装飾されたものである。
素地自体は軟質磁器であり、ベルギーのトゥルネ窯で焼かれたもので、白磁のままハーハの工房に持ち込まれて装飾されたものと考えられる。
ノーマークで持ち込まれ、最後に窯印の鰻を食わえたコウノトリの絵が釉薬上に入れられている。
ハーハは、市に対して磁器焼成する事で操業許可が得られていた。したがって公には磁器焼成を行っていることになっていた。
したがってハーハの重要な素地供給元であるドイツのアンスバッハ窯などは、ハーハ窯へ輸出する白磁にアンスバッハ窯の窯印のAを入れなかったり、予めハーハ窯の窯印を釉下彩で入れて置く事も有った。アンスバッハ窯のハーハへの経営依存度は、トゥルネ窯よりも高く、その為にそのような処置が行われていた。
長い間ハーハは自社で磁器製造を行っていたと考えられていたが、後世の工場の調査で、絵付け用のマッフル窯しか発見されず、この窯が窯ではなく、絵付け工房であったとういう実態が明るみに出た。