Arita
有田(1610頃ー現在)
染付鳳凰松竹梅文輪花皿(1660-1680年/万治ー寛文年間)
直径:14.9cm、高さ:2.5cm 銘:渦福
見込みに薄濃みで2羽の鳳凰が描かれ、背景を塗り埋め、周囲にはいわゆる「冬の三友」松竹梅が描かれている。縁起の良い意匠である。
器形は辺縁に不規則な切れ込みがあり、裏文様は周囲に花文、高台内に古いタイプの崩した渦福の銘が入れられている。
高台内でねっとりした釉薬の途切れがあり、その部分の素地は鉄分が多く、茶色に変色している。
この輪花皿は、1650−80年頃に制作された作品だと思われる。
柴田コレクションⅤにこのお皿と全く同じ装飾のお皿が掲載されている。