Rouen(1673-1696)
フランスで初めて軟質磁器窯として操業を始めたのは、ファイアンスメーカーとして有名なルーアン(Rouen)窯であった。
1673年、この窯のオーナーのエデュミ・プテュラ(Edme Poterat)は、
国王からの事業の保護と、磁器を製造する特権を得た。しかしこの窯では、
商業ベースに乗る様な軟質磁器の生産は出来なかった。幾つか遺っている
この窯の作品は、緑色調の釉薬に染付けの装飾で、デザインはこの窯の
ファイアンス作品を模倣している。