Saint-Cloud(1693-1766)
フランスで2番目に設立された軟質磁器窯は、やはり既にファイアンスメーカーとして操業していた、サン・クルー(Saint-Cloud)であった。
この窯はオルレアン公の庇護のもと、1690年代早くに軟質磁器製造の設備を整えた。
この窯の初期の作品には、クリーミーな白磁で、繊細な染付けや、銀器の器型に
中国徳化窯(Dehua)の白磁を模倣した作品が多くみられる。その後軟質磁器の
上絵付けにも成功している。